人類の活動が、自然の回復力を超えて地球全体に影響
を与え始めた時代=人新世に突入!?価値転換の時代、
自然への対応をめぐっても各方面で様々な議論が
交わされるようになりました。
*温暖化は人工的に防ぐことが可能?
*外来種は敵か? 味方か?
*火力の代わりに原子力を活用すべき?
*自然環境を守るためにマンモスを復活!?
理想の自然の有り様については、個人ひとりひとりが
自由な意見を述べ合うことが重要。
だけど、そもそも自然って何だろうか…。ならば、
“自然の起源”を振り返ることから始めてみよう!
キリスト教の自然観から『森の生活』ヘンリー・ソロー
の自然の定義、エコロジー運動の誕生まで。時代と共に
移り変わる自然観の由来と系譜をマンガをつかって
やさしく解説。
識者の自然観にも耳を傾けながら自然とは何かを掘り
下げます。
●マンガ 人は自然をどうみてきたか?
作画 関根美有 原作 赤田祐一(編集部)
キリスト教の自然観/楽園をきりひらいた人たち/
ロマン主義者の自然観自然保護のはじまり/
生物多様性のめざめ/サイレント・
スプリングピープルズ・パーク事件/
エコロジー運動の夜明け
●『地球の論点』とエコモダニズム
スチュワート・ブランド『地球の論点』を読み解く
テーマ=都市/原発/遺伝子工学/
ジオエンジニアリングエコモダニズムとはなにか?/
エコモダニズム・ブックガイド
●ロングインタビュー 三人に聞く 私たちの自然観
内山節 哲学者と考えた「自然と人間の関係」
坂田昌子 ネイチャーガイドから教わった
「生物多様性の意味」能勢伊勢雄
ライヴハウス・オーナーに聞く
「自然をどうとらえるべきか」